〈Beyond Organic <オーガニックが普通になる日を夢見て!〉
有機野菜とは?と検索すると下記のようなサイトが出てきます。
かなり正確に解説されており、信頼がおけると思います。
有機野菜と無農薬野菜、オーガニック野菜の正しい見分け方まとめ|カゴメ株式会社
https://www.kagome.co.jp/vegeday/store/201702/6292/#column_h_2
「無農薬野菜」「オーガニック野菜」「有機野菜」はどう違うのか | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
https://smartagri-jp.com/agriculture/103
しかし、これらの解説には、一番重要な視点が抜けているように思います。
それは、農業を自然科学の視点からとらえてみることです。
土に落ちた植物の種は、適度の温度、水分、光に出会うとまず、土に根を下ろし双葉を出し
光合成を始めます。
種は、発芽前は固い粒の塊です。
つまり、固体です。
では、なぜそこから根が出て、葉が出るのでしょうか?

それは、固体の種の中に含まれている炭水化物やたんぱく質に水が加わり液状化したものが、植物体内を移動したのち、水が放出され固体に組み替えられるからです。
だから、発芽直後の芽の周りはこの現象により水で濡れているわけです。
動物である人間もそうです。
母親が食べた肉や魚(たんぱく質)が胃や腸で液状化され、へその緒を通って子宮の胎児に届けられ胎児の体が出来上がって行きます。そのとき、放出された水は羊水となるわけです。
作物が成長するとは、根や葉や実のあらゆる場所で繰り返されるこの現象のことです。
それをスムーズに行われるように手助けすることが栽培管理です。
この仕組みを自然科学の分野では、脱水縮合と加水分解と言います。
スーパーで見かける人参は、円錐形。五島農園産は、円柱形。
重量は、円柱形が2倍重い。円柱形になる理由は、五島農園には光合成のための太陽が二つ出るからです。


では、<光合成>について次回解説致します。
乞うご期待!
文・写真 五島隆久