新たな取り組み…「半農半X(エックス)」について 楽農学校課

令和7年4月から当センターでは、半農半Xコースを新たに開講します。

1年間で生きがい農業コースの内容に加えて、農業機械取扱(トラクター・動力噴霧機・管理機・刈払い機等)、出荷・販売(バスの八百屋等直売所の説明会等)、農業経営・就農準備(経営計画の策定等)を学ぶことで、農業を楽しむだけではなく、一定規模の農地を管理できる技術を習得し、将来的に農機オペレーターなどで地域の担い手として活躍できる人材の育成を目指しています。

農村への定住や二地域居住が注目されている中、新しいライフスタイルである半農半Xといった農業と他の仕事を組み合わせた働き方を目指す方(地域農業を支える多様な担い手)を想定して募集を行ったところ、想定を上回る応募がありましたので、抽選で30名の受講者を決定しました。

半農半Xコースの開講により、家庭菜園を楽しむ生きがい農業コース、プロ農家を目指す就農コースの3コース体制となり、研修受講希望者への要望に対応できる体制が整いました。

全国でも事例が少ない水稲コースや、果樹ではブルーベリーも対象品目に入れ、1年間受講生の期待に応えられるよう進めていきます。

〔半農半Xコースの3コース概要〕

  1. 水稲コース:播種から収穫までの栽培管理、集落営農オペレーター体験等
  2. 施設野菜コース:作付け計画、栽培管理等
  3. 果樹コース:ブルーベリー、うめ、くり、ぶどうなどの管理栽培

文・写真 学校課課長 山口岳人