中西先生をお招きして研修会を行いました

去る2月13日、中西重喜 元技術指導員から「これからの農業について」について講演していただきました。

新型コロナウイルスが蔓延して、2019年11月以降OB会活動の自粛が長く続いていましたが、久々の研修会です。

感染者数が少し落ち着きかけた昨年10月、中西先生に研修会の講師をお願いしたところ、快諾していただきました。
オミクロン株拡大の心配もありましたが、センター研修室にアクリル板などの感染対策を実施した環境で、聴講形式で可能と判断し実施することが出来ました。


中西先生はみなさんご存じのように、2018年3月までの十数年間、楽農生活センターで技術指導員をされていました。

今回の講演では、
・旧暦の小寒~大寒までの気候変化から、1年の気象を予想した「寒試し(かんだめし)」と呼ばれる江戸時代から利用されてきた分析手法を紹介
・SDGsを含む環境にやさしい農業、有機栽培のいろいろな手法
などの話をしていただきました。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

また、堆肥の入れ方や、トラクターでの畝の立て方など、実践できる内容も随所に盛り込まれていました。

豊富な知識・経験・実行力に基づく独自の理論と、ご自身の農場でも楽農生活を送られている先生の話しは、解りやすく興味深く、あっという間の1時間30分でした。


終了後、参加者の皆さんに園芸小物の持ち帰りしていただき、笑顔で研修会を終えました。

次回の開催も楽しみですとのお声がたくさん入っています。