冬至にはコレで風邪予防 「カボチャ ウリ科 」

カボチャは 「ウリ科」 の植物でたくさんの種類がありますが大きく3品種に分かれます。

日本カボチャ(中米・南米が原産)、西洋カボチャ(中南米が原産)、ペポカボチャ(メキシコ北部・北米西部が原産)。

日本への伝来は日本カボチャが最も古く、16世紀にポルトガル船がカンボジア経由で九州に伝来し、カンボジアがなまって 「カボチャ」になりました。

「冬至(12月22日)にカボチャを食べると風邪をひかない!」
12月頃は秋野菜の収穫が終わり、食べられる野菜が少ない中でカボチャは保存ができ栄養があるからです。

10月31日ハロウィンに大カボチャを飾るのはアイルランドのお祭りからきているそうです。

(そだててあそぼうカボチャの絵本から引用)

<栄養価>カボチャは免疫力を高める栄養素のビタミンACE(エース)を兼ねそろえた最強の野菜です。
風邪予防は鼻・喉の粘膜を強くするビタミンA、風邪のひき始めには白血球をパワーUPさせるビタミンC、こじらせたら免疫力を強化するビタミンEです。
熱に弱いビタミンCはデンプンに包まれることで分解されにくくなり、また収穫後は甘くないのに貯蔵中に酵素の働きでデンプンが糖化して甘くなります。65℃で蒸すと糖度が7度も上がるようです。

β-カロテン(体内でビタミンAに変換)は油と一緒に調理することで体内での抗酸化作用の吸収率をアップします。今回は豚肉(疲労回復のビタミンBが多い)と合わせたメニューにしました。


【 カボチャの豚肉巻きソテー~ Xmas 仕立て~ 】

《材料 2人分》
カボチャ…1/2個(120~130g)、豚肩ロース薄切り肉…8枚、小麦粉…大さじ1、サラダ油…大さじ1、調味料 <しょうゆ・ケチャップ・みりん…各大さじ1> 飾り用にミニトマト・茹でたブロッコリーなど適量

《作り方》
① カボチャは種とワタを取りところどころ皮をむき、8㎜のくし切りを8枚用意する。
②①に豚肉を巻きつけ、全体に小麦粉をまぶす。
③フライパンにサラダ油を熱して②を入れ3分ほど焼き、ひっくり返してさらに3分ほど焼き中まで火を通す 。
④火を止めフライパンの油をペーパータオルなどでふきとり、調味料を加えて照りが出るまでからめ、器に盛りミニトマトやブロッコリーを加えてXmas仕立てに。


冬の風邪予防は最強のカボチャで~!

文&写真:野菜ソムリエ 今井美和子