本年4月からスタートした当コースでは、30名の研修生が就農コースで実施しているカリキュラム内容を土日中心に凝縮して学んでいます。
9月に調査した進路では、半数が「卒業後、農業経営を開始したい」と、目標を定めて、研修を行っています。
活動の中では、11月8日に淡路島で農業体験付き視察研修を行いました。
研修生20名が五斗長営農でたまねぎの出荷調製、ワラ焼きを体験し、人材不足で、島外から人材を呼び込みたいが住めるアパートが不足しているなど、地域農業の抱えている現状をうかがいました。



体験はできなかったが、藤本水産ではちりめん作りでの加工の苦労話、また、集落を守るため集落1農場方式を立ち上げ、攻めの農業に取り組む生田大坪集落の話しをうかがい、研修生の多くから農業と地域の関わりを考え直す良い機会になったとの感想がありました。






(1)水稲コース
センター内のほ場10aを使って、荒起こし、育苗、田植え、除草、収穫、出荷調製、マルシェでの販売活動を実施。一部の研修生は、近隣の集落営農の援農体験で、苗箱運び、草刈りなども体験。






(2)施設野菜コース
ハウス3棟を使って、4月~7月はトマト、8月はスィートコーン、抑制きゅうりの共通品目に加えて、自由区ハウスでは就農後の品目を栽培、また、料理教室や研修生同士の交流企画も実施。






(3)果樹コース
施設内のブドウ、ブルーベリー、梅、栗、柑橘、柿、ビワ、キウイ、いちじくなど樹種の管理から出荷まで行いました。近隣の観光ブドウ園や、足場単管を使った自作棚の事例、アボカド・キウイを学ぶために香川県へ先進地視察研修等を実施。






文&写真 楽農学校課 課長 山口岳人