清楚で気品高い野菜!「カリフラワー(アブラナ科)」

カリフラワーの原産地は地中海沿岸。
ブロッコリーとは兄弟で、ルーツは青汁の主原料ケール。どちらも小さな花のつぼみ(花蕾)を食しますが、ブロッコリーは花咲く直前の完成した蕾に対して、カリフラワーは花の蕾がまだできる前の状態のもの。

カリフラワー (写真はphoto-acより)

ブロッコリーは直ぐに花が咲くのに対し、カリフラワーは日持ちがよいので、明治初期に同時に導入されたもののカリフラワーが主流に!
しかし、その後低温流通の発達でアメリカ産ブロッコリーの周年輸入が増え、今ではブロッコリーが緑黄色野菜の定番になり需要が逆転してしまいました。
そんなカリフラワーの多くは白色ですが、最近ではオレンジや紫、幾何学的なロマネスコも人気ですね。

《栄養価》ビタミンCが豊富で、茹でても損失が少ない優れた野菜です。がん予防に効果的なイソチアシアネードや高血圧を抑制するカリウムも豊富です。
「野菜ソムリエテキスト」「そだててあそぼう」参照

カリフラワーのフリッター3種

≪材料≫
カリフラワー…1株、揚げ油
フリッター衣 <天ぷら粉…1/2カップ、冷えた牛乳…1/2カップ>
粉チーズ・カレー粉・青のり…各適量

≪作り方≫
①カリフラワーは好みの大きさに切り分けて固ゆでし、ザルに上げて水気をきる。
②フリッター衣をよく混ぜ、3等分にしてそれぞれに粉チーズ、カレー粉、青のりを加えて3種の衣を用意。
③カリフラワーを②3種にくぐらせ、中温の油で1~2分きつね色に揚げて出来上がり。

カリフラワーのピクルス

≪ピクルス液≫ 酢・水…各120ml、塩…小さじ1/2、砂糖…小さじ1強
≪作り方≫切り分けたカリフラワーを固ゆでし、混ぜたピクルス液に漬ける。

今だけの贅沢な楽しみを是非食卓で~!?

文&写真:野菜ソムリエ 今井 美和子