新たな取り組み 楽農学校課

今年度から、就農コースにおいて、栽培実証の取組を始めました。

実践的な教材として、品種比較や有機質肥料の肥効、総合的病害虫管理(IPM)など、直接指導員からノウハウの手ほどきを受け、参画研修生が栽培管理を行っています。

取組内容担当指導員
施設ホウレンソウの品種・施肥試験大貫・青山
施設天敵によるイチゴのハダニ害虫対策青山
露地キャベツの品種試験是兼・唐木
露地学校給食用タマネギの機械化体系と有機栽培におけるべと病対策高尾

ほ場準備

タマネギの実証では、機械化体系による作業効率の比較を行い、特に畝立整形の形状と半自動移植機の条間の設定など、機械作業は使用するまでの調整により作業時間がかかってしまい、貴重な経験となりました。
また、28,000本の作付けは、2日間で終えており、研修生の気勢が上がっています。

マルチャーで畝たて同時作業
植付開始

今後の管理は、有機的栽培ほ場も設置で、実証担当指導員やBLOFインストラクターと連携し、春先のべと病対策を図っていきます。
狭い区画で研修生が露地とハウスを個人で管理していると、病害虫の発生など対策が遅れてしまいがちですが、研修生間で今後の管理を相談しながら、チームとして進める利点も感じられています。

手植え
道具で植付
半自動移植機

収穫時には、収穫用コンテナ(20kg)を使った機械化体系を予定しています。
今後、コンテナを300個ほど調達する必要があり、不要のコンテナが眠っているといったような情報がございましたら学校課まで連絡をお待ちしております。

文&写真 楽農学校課 課長 山口岳人